カスタマーマーケティングチームの四柳裕織です。
過去複数の記事でトレジャーデータ社カスタマーサクセス部門でどのようにTreasure Data CDPを活用しているかを解説しました。集計されたデータを元にした顧客活用状況のモニタリング、CS担当へのサポート要請や、顧客への契約超過通知などはすでに実装されており、皆様へのサポートに役立てております。本記事では、皆様へ最適なサポートを提供するために進めている新たな取り組みや今後のさらなる展望などについてお話いたします。
今後の取り組み1 顧客活用状況ダッシュボード
このダッシュボードではTreasure Data CDPを利用する流れを以下5つに分け、それぞれに活用度レベルを作成し、クライアントの利用状況に応じてどの機能がどのくらい活用されているのかを可視化しました。
- アドミン権限
ユーザー管理、セキュリティ機能の導入状況や活用状況に関する項目 - データインプット
データのインプットに関して、参照しているSourceの数やSDK、SSCなどが活用されているかを確認する項目 - データ加工
アドホックなクエリの有無から定期的なワークフロー、Custom Scriptingまで、どの程度Data Work benchが活用されているかを確認する項目 - データアウトプット
加工したデータをそもそもアウトプットしているのか?利用しているコネクター数は単一ではないか?などを確認する項目 - Audience Studioの活用
Audience Studioの活用段階を区分し、どこまで利用されているのかを確認する項目
こちらを利用して、各アカウントがどこまで活用ができているのか?という個別の確認だけでなく、そもそもTreasure Data CDPを多くの人はどのように利用しているのか?どこでつまずきやすいのか?などの仮説を立て、皆様のサポート向上のために参考にする予定です。
今後の取り組み2 コンテンツの作成と適切なタイミングでのデリバリー
本ポータルサイトの記事や、ウェビナーの実施など様々な形で皆様がTreasure Data CDPに関して学ぶことができるコンテンツ作成を計画しております。顧客活用状況ダッシュボードを利用したコンテンツも作成予定ですが、まずは初心者向けの利用ガイドを管理者、エンジニア、マーケターに分けたコンテンツを作成、分析して方向性を確立していきます。
また、これらの情報をよいタイミングで皆様へと伝えることができるように、今後は皆様の利用実績やコンテンツ閲覧状況に基づいてパーソナライズされた、メールマガジンやCSからのサポートをお届けしていきます。CS活動内でもTreasure Data CDPを活用していきますので、完成した際には、皆様に本ブログでユースケースとしてお伝えできればと思っております。