皆さまもよくお使いのSNS広告のうち、今回はTwitterのテーラードオーディエンスのAudience Studioを使った連携方法についてご説明いたします。
Twitter テーラードオーディエンスとは
テイラードオーディエンスターゲティングとは、自社が保有するリスト「ユーザーのサイト訪問履歴」や「自社会員リスト」などを使って広告配信をするターゲティング手法であり、いわゆるリマーケティング広告の一つとなります。例えば、リスト内のユーザーを対象にしたり、逆に除外したりすることでキャンペーンの最大化を図ります。
一方、自社リスト(emailアドレスなど)でTwitterアカウントの突合を行う上で利用者のプライバシーを尊重するためリスト数についても一定のボリューム(数百以上)が必要となります。email以外にも連携キーとしては、IFA(IDFA、GAID) / twitter_id(handle)の活用が可能です。
詳細についてはこちらの記事も合わせてご参照ください。
CDPから広告配信ソリューションへの連携について
配信に利用するリストについては、広告代理店担当者やTwitter社の方とご相談の上選定頂くことが良いと思います。
連携における手順
連携に必要な作業を順を追ってご説明いたします。
- カタログよりOAuth接続を行う
- Audience Studioからアクティベーションする
Treasure Data CDPのConsole画面からIntegrations Hubに入り、Catalogの中から Twitter TailoredAudienceを検索し選択します。
そして、Twitterの既存のOAuth接続を選択するか、OAuth接続の下のリンクを選択し新しい接続を作成します。
※Twitter側ではTreasure Data CDPアプリへのアクセスを許可してください。
そして、任意の名前を付け、後でAudience Studioから使用できるように保存します。
Audience Studioを利用し、Twtterへのアクティベーション設定を行います。ここからは、Audience Studioの最新バージョンのv5の画面を使用してご説明します。利用するペアレントセグメント内のアクティブ化された任意のセグメントを選び、アクティベーションタブから新しいアクティベーションを作成頂きます。
そうしますと、以下のような画面に遷移しますので必要なパラメータを入力し作成・実行します。
- アクティベーション名:任意の名称を設定
- 認証:先ほど作成したAuthenticationsから選択
- Ad Account ID:連携するTwitterアカウントID
- Tailored Audience (TA) List Name:作成するテーラードオーディエンスリストの名前
- Audience Entry Type:email、ID、デバイスID、ハンドルのいずれかから選びます。
- Retry limit:再試行制限
- Initial intervals in milliseconds between retries:再試行間の初期間隔
- 回復可能なエラーが発生した場合に再試行する間隔(ミリ秒単位)
- Maximum intervals in milliseconds between retries:再試行間の最大時間(ミリ秒単位)
詳細に関しましては、こちらのドキュメントも合わせてご確認ください。
https://docs.treasuredata.com/display/public/INT/Twitter+Custom+Audience+Export+Integration
以上が実際の連携方法となります。これを機に日本で活用されている主要なSNSの一つであるTwitter広告の活用をはじめてみてはいかがでしょうか。