カスタマーエンゲージメントチームの関川 誠です。
Utilization機能の第4回は、第1回のインポート件数、第2回の総件数、第3回のWorkflow/Custom Scrptに続き、今回はCDPの核となるAudience Studioの活用状況などを確認できるUtilizationの新機能をご紹介します。
はじめに
他のUtilization画面と同様、管理者権限でTDコンソールにログイン、スパナマークのControl PanelからUtilizationを選択することでアクセスできます。
Utilizationページの下部に、今回、5つのグラフが追加されています。
それぞれをみていきましょう。
Monthly CDP Profiles – 月間プロファイル数
毎月の最大値の記録が、最大で過去18ヶ月分、表示されます。
Profile数は、Master Tableに含まれるKnown ID数(メールアドレスなど)とUnknwon ID数の1/20(B2Cのユースケースの場合)の合計で、Parent Segment(旧Master Segment)単位ではなく、Master Table単位でユニークなIDをカウントしています。
Profile数を構成するParent Segmentの詳細は、グラフをクリックすると表示される「Detailed Monthly Priced Profile Usage」(スクリーンショット参照)から確認可能です。
Monthly CDP Activated Profiles – プロファイルの外部連携数
Audience Studioで作ったセグメントは、Activationを設定することで、外部にデータを書き出すことができます。この送信したID数を確認できます。
対象月のグラフをクリック、表示される「by Summary Month」を選択するとActivation先別の比率を確認できます。
Monthly CDP Profile API calls – Profiles APIの月間APIリクエスト数
API問い合わせで、セグメントIDを取得、出し分けや広告連携で利用するProfile API(旧Web Personalization API)の月間コール数の推移です。
ご契約ユーザ様で、ご利用の場合に表示されます。
Server Side Cookie API Requests – Server Side Cookie月間APIリクエスト数
1st Party Cookieを簡単に発行できるServer Side Cookie(SSC)のAPIコール数を右のグラフは日単位(最大3ヶ月)、右のグラフは過去18ヶ月の月間推移を確認できます。
なお、SSCでは、初回のアクセス時のみこのAPIがコール、カウントされます。
最後に
これらの数値は、これまでお客様側で確認できないもので、必要な場合は、都度TDにお問合せをいただく必要があり、ご不便をおかけしておりました。
今回の機能追加で、ご契約に関わる数値を全てお客様側でも確認ができるようになりましたので、ぜひ、ご活用ください。