今回は、以前にもご紹介させて頂いたTreasureDataCDPの機能の1つである、AudienceStudioの中にある機械学習機能のPredictiveScoringのご紹介をさせていただきます。
PredictiveScoring
PredictiveScoringでは作成したセグメントを機械学習によって拡張することが可能です。GUI上で操作・確認を行う事が可能で、機械学習の多少の知識があればプログラミングができない非エンジニアの方でも運用が可能です。この拡張はロジスティクス回帰によって行われ、教師データとなるセグメント、学習対象となるセグメント、スコアリング対象となるセグメント、スコアリングに用いる4つの要素を指定する必要があります。
目的変数の設定:何を学習するか
TrainingPopulation
PositiveSampleを含む、学習対象となるセグメント
ScorigTarget
スコアリング対象のセグメント
PositiveSample
教師データとなるセグメント
説明変数の設定:何のデータで予測するか
Suggest PredictiveFeatures
AttributeやBehaviorから自動で説明変数の候補を出してくれる機能
CategoricalFeatures
特徴量の一つで文字列等のラベルが入ったカラム(データ型がstring)
CategoricalArrayFeatures
特徴量の一つで文字列等のラベルが配列となっているカラム(データ型が配列)
QauntitativeFeatures
特徴量の一つで数値型のカラム(データ型がlong)
設定いただいた内容を実行して完了した際には、PredictiveScores(※上図の青枠)がクリッカブルになるためそちらを押して頂くとどういう結果になったかを把握頂くことが可能となっております。
グラフの横軸がスコアとなっており、縦軸がボリュームを表しています。また、上部の円で示している数字は、スコアリングに対して、Likely/Possibly/Marginally/Unlikelyと4分類に区分けした際のボリュームを表しています。結果として出たもののPositive/Negativeの要素を見ることもできますし、その結果を踏まえて改善を行い、より精度やボリュームを向上させていくこともできるようになっています。
いかがでしたでしょうか。広告配信時のセグメントとしての活用や、メールやDM等のCRMでの活用等色々なシーンでの活用が検討できるものかと思いますので、是非、活用をご検討いただければ幸いです。ご不明な点等ありましたら、弊社のカスタマーサクセス担当迄ご相談ください。