ジャーニーオーケストレーション利用者のための Q&A
このページは、実際の利用にあたって遭遇するジャーニーオーケストレーションに関するさまざまな疑問を、Q&A という形で解決してもらうことを目的としたサイトです。
本ページと併せて、ジャーニーオーケストレーションの悩みを解決するためのページを用意しています:(近日公開予定)
- ジャーニーオーケストレーション 用語集
- ジャーニーオーケストレーション 利用者向け解説資料
ジャーニー全体
1エンドユーザーごとに異なるジャーニーが提供されるのでしょうか?
作成者が作成するジャーニーはあくまで1つです。プロファイルは、そのジャーニー上をそれぞれ異なる経路で進んでいきます。(※ジャーニーは複数作成可能)
(図)1つのジャーニーを、各プロファイルは自分のペースで、かつ異なる経路で進んでいきます。
2起動後のジャーニーの修正はできますか?
起動後のジャーニーは基本的に修正できません。一部の項目のみ修正可能です。
一度ジャーニーを起動すると、以下の項目のみ変更可能です。
- ジャーニーの名前の変更
- アクティベーションの編集(名前、アクティベーション先、アウトプットマッピング、スケジュール)
- ステージの追加
- ステップの追加・移動
- 待機ステップ・終了基準の日数の変更
3プロファイルが複数のジャーニーのエントリー基準を満たしている場合は、複数エントリーとなるのでしょうか?
はい、ジャーニー同士は独立に扱われるため、プロファイルが複数のジャーニーにエントリーすることは普通です。 あるプロファイルがジャンプによって他のジャーニーにエントリーする場合、既にジャンプ先のジャーニー内を進んでいる可能性もあります。その際は「ジャーニー内の最下方のステージのみに存在」というルールを適用し、プロファイルはジャーニーにはただ1つのステージのみに存在するように処理されます。
ジャーニーの更新
1ジャーニーはいつ更新されますか?
ペアレントセグメントの更新のタイミングでジャーニーの更新が行われます。ペアレントセグメント更新のWFの中でジャーニー更新のWFがトリガーされます。
ジャーニーの起動ボタンを押しても、即座にジャーニーの更新が行われるわけではありません。次回のペアレントセグメントの更新で初めてジャーニーが更新されます。
ペアレントセグメントのスケジュールが設定されていないと、ジャーニーが更新されることはありません。
2プロファイルはジャーニー上をリアルタイムに進みますか?
ジャーニーはリアルタイムとは(いまのところ)縁がありません。ジャーニーの更新はペアレントセグメントの更新に内包され、基本的にDaily単位で行われることになります。
ジャーニーの更新(=ペアレントセグメントの更新)は、Hourly単位でのスケジュール実行が可能ですが、ジャーニー内の待機ステップやアクティベーションステップのスケジューリング、および終了基準がHourlyに現状対応していないため、Hourlyのジャーニー更新はあまり意味がありません。
3ペアレントセグメントをhoulyで設定すると、ジャーニーはhourlyで進むのでしょうか?(dailyより24倍早く進みますか?)
確かにhourly単位でプロファイルはジャーニーを進むことになりますが、アクティベーションステップ、および待機ステップがdailyの動作設定なので、プロファイルがそれほど早く進むことはなりません。
現状、アクティベーションステップはdaily固定です。仮にペアレントセグメント(ジャーニーの更新)をhourlyで更新しても、アクティベーションは24回分のジャーニー更新分を1回まとめて実施するため、あまり変わらないことになります。
また、待機ステップはN日(M週間)待機させるので、hourlyならdailyよりも早くプロファイルが待機ステップに到達することになりますが、そこで日単位の待機をすることになります。施策を受けるプロファイル側にとっては、hourlyもdailyもそれほど体感に差がないと思われます。
4仮に待機ステップ等もhourlyで設定できるようになれば、ジャーニー全体を時間単位で動かすことができますか?
はい、待機ステップとペアレントセグメントの更新、およびアクティベーションのスケジューリングを全てhourlyにすることができれば、ジャーニー全体を時間単位で動かすことができます。ただし、現状ではアクティベーションスケジュールおよび待機ステップはdaily単位の設定しかできません。
5プロファイルが複数のステージのエントリー基準を満たしている場合は、複数エントリーとなるのでしょうか?
いいえ、1つのジャーニー内においてはプロファイルは必ずただ1つのステージにエントリーすることになります。あるプロファイルが複数のステージのエントリー条件を満たしている場合、一番下方のステージのみにエントリーすることになります。
ジャーニーWFでは、下の方のエントリー基準から順番に評価されていきます。プロファイルが最下方のステージにエントリーした時点で、他のステージの評価からは外れることになります。
従って、各ステージのエントリー基準を考える際に、プロファイルが互いに重複することになるルールを作成することに全く問題はありません。
6プロファイルが、途中で現在のエントリー基準を満たさなくなった場合、どうなるのでしょうか?
一度ステージにエントリーすると、途中で基準を満たさなくなってもそのステージを最後まで進むことになります。
途中で現在のステージのエントリー条件から外れることはありえます。(Time WindowやTime Based Filterを使ったルールはそうなる可能性があります。またはソースのレコードが削除された場合。)この場合、現在のステージを途中で抜けることなくなおも進み続けることになります。
7プロファイルが、前に通過したステージに再エントリーすることはありますか?
いいえ、過去通過したステージには、(時系列的意味で)再度エントリー条件を満たすようになったとしても再エントリーすることはありません。ただし、以下のオプションを設定している場合、通過したステージに再エントリーする可能性があります:
- ジャーニーの再エントリーオプションを有効にし、終了基準を満たしてドロップアウトしたプロファイルが、過去通過したジャーニーのステージのエントリー条件を満たしていた時
- 終了基準で、基準を満たした際にあるジャーニーステージにジャンプさせる設定をした時
ステージ
1ステージの途中でプロファイルが他のステージのマイルストーン/ゴール基準を満たすとどうなりますか?
ステージ途中で、(次のジャーニー更新時に)該当するステージのエントリーポイントへスキップすることになります。 プロファイルはアトリビュート/ビヘイビア情報の更新、すなわち自身の状態や心境に変化がない限り、今いるステージ上のステップ上(パス)を順番に進んでいきますが、途中で(あるジャーニー更新のタイミングで)他のステージのマイルストーン、およびゴール基準を満たした場合は、すぐにそのステージ、またはゴールへエントリーすることになります。
2プロファイルが複数のステージのエントリー基準を満たしている場合は、複数エントリーとなるのでしょうか?
いいえ、1つのジャーニー内においてはプロファイルは必ずただ1つのステージにエントリーすることになります。あるプロファイルが複数のステージのエントリー条件を満たしている場合、一番下方のステージのみにエントリーすることになります。
ジャーニーWFでは、下の方のエントリー基準から順番に評価されていきます。プロファイルが最下方のステージにエントリーした時点で、他のステージの評価からは外れることになります。
従って、各ステージのエントリー基準を考える際に、プロファイルが互いに重複することになるルールを作成することに全く問題はありません。
3プロファイルが、途中で現在のエントリー基準を満たさなくなった場合、どうなるのでしょうか?
一度ステージにエントリーすると、途中で基準を満たさなくなってもそのステージを最後まで進むことになります。
途中で現在のステージのエントリー条件から外れることはありえます。(Time WindowやTime Based Filterを使ったルールはそうなる可能性があります。またはソースのレコードが削除された場合。)この場合、現在のステージを途中で抜けることなくなおも進み続けることになります。
4プロファイルが、前に通過したステージに再エントリーすることはありますか?
いいえ、過去通過したステージには、(時系列的意味で)再度エントリー条件を満たすようになったとしても再エントリーすることはありません。ただし、以下のオプションを設定している場合、通過したステージに再エントリーする可能性があります:
- ジャーニーの再エントリーオプションを有効にし、終了基準を満たしてドロップアウトしたプロファイルが、過去通過したジャーニーのステージのエントリー条件を満たしていた時
- 終了基準で、基準を満たした際にあるジャーニーステージにジャンプさせる設定をした時
ステップ全体
1各ステップに滞在しているプロファイルをセグメント抽出できますか
簡単にはできません。例えばオーディエンススタジオのセグメントエディタ内で、各ステージに滞在するプロファイルはセグメント抽出できますが、ステップ単位でそれはできません。
ただし、journeyテーブルと(CDP-APIで取得する)journey定義(JSON)ベースにして、対象ステップに滞在するプロファイル数を取得するSQLを記述することができます。
ただし、通過しかしないステップもあるので、その場合は「そのステップを通過した」プロファイルの抽出となります。
アクティベーションステップ
1アクティベーションは同じプロファイルに対して何度も実行されるということはありませんか?
ありません。アクティベーションはそのステップを通過したプロファイルに対してただ1回のみ実行されるようになっています。
ただし、ジャーニーの再エントリーオプションを有効にした場合は、プロファイルの再エントリー時に同じアクティベーションが実行されることになります。
2アクティベーションのロジックってどうなっているんでしょう?
アクティベーションステップは、プロファイルがその上を通過した時にタイムスタンプが記録されます。タイムスタンプはジャーニー更新時の時間ではなく、セッションタイムスタンプと呼ばれる、ジャーニー更新した日の00:00のタイムスタンプが入ることなります。
アクティベーションはデイリー固定でスケジュールが設定されています。スケジュール実行された際には、以下の条件を満たすプロファイルの抽出となります。
先日00:00のタイムスタンプ < アクティベーションステップに到達した日のセッションタイムスタンプ <= 当日00:00のタイムスタンプちょうど1日分の範囲をアクティベーション対象としますので、翌日のアクティベーションでは対象範囲が1日動くことになるので重複することはありません。ただし、初回のアクティベーション実行時のみ、1日範囲ではなく、過去のプロファイルを全部拾う以下の範囲で実行されます。
アクティベーションステップに到達した日のセッションタイムスタンプ <= 当日00:00のタイムスタンプ
3ジャーニーの更新とアクティベーションのスケジュールは同じで良いのでしょうか?
いいえ、ジャーニーの更新の数時間後にアクティベーションスケジュールを設定するようにしてください。
アクティベーションは、実行時にjourneyテーブルを参照します。ジャーニーの更新とアクティベーションが同時に行われる場合、更新前のjourneyテーブルを参照してアクティベーションすることになるため、アクティベーションでの反映が24時間遅れることになります。
また、ペアレントセグメントの更新はデータエンリッチメントなどで数時間かかるものもあります。その場合は十分な間隔を空けて、ジャーニーの更新が完了したタイミングでアクティベーションが実行されるスケジュールにしてください。
また、アクティベーションステップの数だけ個別にスケジュール設定しないといけないことも忘れないでください。
4ジャーニー起動後に、アクティベーションの設定(スケジュールなど)を変更したくなりました。可能でしょうか?
可能です。アクティベーションのあらゆる設定変更は、ジャーニー起動後も可能です。
ジャーニー起動後は、基本的にあらゆる変更が不可能ですが、唯一アクティベーションステップの設定だけは変更可能です。
5アクティベーションステップを連続して並べた場合、日ごとに分かれて1つづつ実行されるのでしょうか?
いいえ、連続して並んだアクティベーションステップは1回のジャーニーの更新でいっきに通過します。つまり同時にアクティベーションが行われます。
プロファイルはアクティベーションステップを「通過」するため、連続に並んだ全てのアクティベーションステップをいっきに通過することになります。
6アクティベーションが失敗しました。その日のうちに再実行したいのですが、スケジュール時間をうしろに変更したら良いのでしょうか?
いいえ、アクティベーションは当日既に実行されていると、スケジュールをずらしても、同じ日には再実行されないようになっています。(WFのセッションタイムの兼ね合い)
再実行は、WF画面から該当Syndicationを特定して、そこからRUNボタンを押すことになります。
Syndicationの特定は、該当するステージのプロパティ画面から「アクティベーション」を選択し、該当アクティベーションの「最終実行時刻」のリンクを押すと、WF画面に飛ぶことができ、そこからRUNボタンが押せます。
(図)「アクティベーション名」の右クリックから再実行が可能。
待機ステップ
1待機ステップに設定するN日の概念がわかりません。
N日滞在」とは、待機ステップに到達した時点を「0日」とし、N日後のジャーニーの更新で動き始める、という意味になります。
例えばN=1日なら、プロファイルが到達した翌日のジャーニーの更新で次に進むことになります。
具体的な判定条件は以下になります:
(待機ステップに到達したセッションタイムスタンプ) <= TD_TIME_ADD(ジャーニー更新時のセッションタイムスタンプ, '-1d')※ セッションタイムスタンプとは、当日の00:00に丸めた時間のタイムスタンプを指します。
終了基準
1終了基準とは、終了ステップに設定される基準でしょうか?
いいえ、終了基準と終了ステップは無関係です。終了基準はステージ全体に対して設定されます。
Stale Profile は、ステージにエントリーにしてからの日数を基準に、その日数以上ステージ内に止まっているプロファイルに対して、次のジャーニー更新時にドロップアウトさせる終了基準です。
カスタム終了基準は、ステージのどの位置にいても、条件に該当するようになればすぐに(次のジャーニー更新時に)ドロップアウトさせます。
2Stale Profileに設定した日数は終了ステップに達してからの日数ですか?
いいえ、ステージにエントリーしてからの日数です。
Stale Profile = N日 の設定をした場合、ステージのエントリーから数えて、N+1日後にプロファイルをドロップアウトさせる挙動になります。以下に注意してください:
終了ステップに到達してから日数をカウントするわけではありません。
N日ではなく、N+1日後にドロップアウトさせます。
具体的な判定条件は以下になります:
(ステージにエントリーしたセッションタイムスタンプ)< TD_TIME_ADD(ジャーニー更新時のセッションタイムスタンプ, '-7d')※ セッションタイムスタンプとは、当日の00:00に丸めた時間のタイムスタンプを指します。
3Stale Profileを設定したら、全員が途中でドロップアウトしてしまいます。
ステージ内の待機ステップの合計待機日数が Stale Profile の期間よりも大きくなっています。
Stale Profile の日数より、待機ステップの合計日数を長くしてしまっている場合、プロファイルは待機ステップにいる途中でドロップアウトしてしまうことになります。
(Stale Profileの日数)> (パス上の待機ステップの日数の合計)となるように必ず設定してください。
4ドロップアウトしたプロファイルを、再度ジャーニーに復帰させることはできますか?
デフォルトは復帰できない設定ですが、再エントリーを可能にするオプションがあります。
ジャーニーに対して、再エントリーを可能にする設定にすれば、ドロップアウトしたプロファイルを同じジャーニーに復帰させることができます。
ただし、多くの場合、ドロップアウトしてすぐに直前にいたステージに再エントリーする形となり、これはすなわちプロファイルに変化がない限り同じステージをループし続けることになってしまいます。
ジャーニーのコピー
1コピーしたジャーニーでは、プロファイルの状態はどうなりますか?
コピーした時点でのプロファイルがどのステージ/ステップにいたかなどの状態は引き継がれません。全てのプロファイルはコピーしたジャーニーではリセットされ、ジャーニーエントリーから始めることになります。
2ジャーニーはどこにコピーされますか?
オリジナルと同じフォルダ内にコピーされます。
3コピーされたジャーニーのアクティベーションの設定はどうなりますか?
アクティベーションは全て(アクティベーション先やスケジューリングも含め)同じ設定でコピーされることになります。もちろん、オリジナルとは異なるSyndication WFになります。
分岐ポイント/マージ
1分岐の条件を満たさなかったプロファイルはどうなりますか?
Catch excluded profiles?
オプションが Yes の場合、どの分岐条件も満たさなかったプロファイルに対する分岐を作れます。No (非推奨)の場合、プロファイルはそれ以上進めないことになります。
分岐の条件を満たさなかったプロファイルをどうするかのオプションが「Catch excluded profiles?」になります。
Yes の場合
「*Excluded profiles」という分岐が自動生成され、ここに入ることになります。
No の場合(非推奨)
どの条件を満たさないプロファイルについては、「分岐ポイント」=「終了ステップ」となり、これ以上進むパスがないため、停滞することになります。
ただし、その後他の分岐条件を満たした時点で、その分岐に進むことになります。2複数の分岐を満たす場合の挙動はどうなりますか?
分岐は上方にあるものから優先して適用されることになります。複数の分岐に一度にエントリーすることはありません。
分岐はSQLでいうところのCASEに近いものがあります。上に記述した条件から順に評価され、条件を満たした時点で抜けることになるので、下方の条件は評価されません。
ですので、分岐を考える際に、ルール同士で被る(すなわち複数の条件に該当するプロファイルが出てしまう)ことを気にする必要はありません。
3分岐作成後にいつでも分岐の入れ替えはできますか?
はい、分岐の作成後(それぞれの分岐パスを作り込んでいたとしても)も分岐の入れ替えは可能で、すなわち評価順序の入れ替えができます。
4途中で分岐の条件を満たさなくなった / 別の分岐の条件を満たすことになるとどうなりますか?
一度分岐したパスを進むと、途中で分岐の条件を満たさなくなったり / 別の分岐の条件を満たすことになったとしても、元の分岐パスを進んでいくことになります。
5途中で分岐ポイントを設置できなくなりました
現状、分岐ポイントは(パスごとに)最大2つまでしか設置することはできません。既に2つの分岐ポイントを設置している場合、ステップの選択肢から分岐ポイントがなくなります。
ジャンプ
1ジャンプ先に既にプロファイルがいる場合はどうなりますか?
ジャンプ先のプロファイルの位置によりますが、ジャンプ先で下方になるステージのプロファイルのみ(ジャンプ先のジャーニー内でユーニークになるように)が保持されます。
- ジャンプ先(stage1)、ジャンプ先に既にいるステージ(stage2)の場合:
- ジャンプしたプロファイルが削除され、元のプロファイル(stage2)が残ります。
- ジャンプ先(stage2)、ジャンプ先に既にいるステージ(stage1)の場合:
- ジャンプするプロファイル(stage2)が残り、元のプロファイルが削除されます。
2複数のジャーニーから同時にジャンプした場合はどうなりますか?
ジャンプ先のジャーニーにおいて、一番下方のステージにジャンプするプロファイルのみが採用され、他方のプロファイルは削除されます。
3ジャンプした後に、元のジャーニーに再エントリーすることはありますか?
はい。ただし元のジャーニーの再エントリーオプションを有効にしている場合に限ります。
例えば、終了基準を満たして journey1 から journey2 にジャンプしたプロファイルが、その後 journey1へのエントリー基準を満たした場合、以下の挙動になります:
- プロファイルは journey2 に残って進む
- journey1 へ再エントリーする
(図)journey2へジャンプしたプロファイルは、journey1へ再エントリーする可能性があります。
ジャーニーの再エントリー
1エントリー条件を常に満たしているプロファイルが、あるステージからドロップアウトした場合、すぐに再エントリーされますか?
はい。
例えば、ステージ2が 男性であることをエントリー条件となるジャーニーで、男性のプロファイルがステージ2の途中で終了基準を満たしドロップアウトした場合、ドロップアウトした翌日すぐにステージ2にエントリーすることになります。
再エントリーは、ドロップアウトした以降の履歴に基づいて再エントリーするのではなく、過去の全ての履歴に基づいて行われます。これは多くの場合、ドロップアウトしたステージのエントリー基準を再エントリーですぐに満たすことになります。
この場合、ゴールに到達しなくてもプロファイルはジャーニーをループし続けることになりますので、過剰なコミニュケーションを提供する必要が高く、設計を見直す必要があります。
2ジャーニーの作り方によっては、ループに陥ってTD CDPが重くなったりしないのでしょうか?
前述の質問の回答の通りループに陥ることはありますが、CDP(ジャーニーの更新)が重くなることはありません
あるプロファイルにループが起こっても、ジャーニー更新の処理から見れば、他のプロファイル同様、ステップを1つ(以上)進ませるだけのSQL処理になりますので、特段処理が重くなることはありません。
3ドロップアウトと同時(同じジャーニー更新処理内)に再エントリーが起こるのでしょうか?
いいえ、ドロップアウトした翌日以降に再エントリーの対象となりますので、最短でドロップアウトの翌日に再エントリーとなります。
プロファイルの状況確認
1ジャーニー上のステージごとに、プロファイルが何人いるのかを知るにはどうしたらよいですか?
ジャーニー/ステージごとの現在のプロファイルの人数はダッシュボードにて確認できます。
また、ジャーニー/ステージ/ゴール/終了基準を満たしてドロップアウトしたプロファイルをセグメントエディタにて抽出することが可能です。
2ステップごとに滞在しているプロファイルの人数を知ることはできますか?
簡単にはできません。まず、ダッシュボードからはステージ単位の人数しか表示していないので、自身でバックエンドのテーブルに対してSQLベースで把握する必要があります。