本記事は「CDP」という言葉に明確なイメージをお持ちでないCDP初心者の方向けに、トレジャーアカデミーが実施している「はじめてのCDP」セミナーの内容をビデオを中心に編集した「特別コンテンツ」になります。
4. CDPとDMPの立ち位置の違いについて
CDPを語るにあたって必ず聞かれることの一つに「DMPとどう違うの?」があります。ここではまずDMPが何かを解説し、CDPとの立ち位置の違いに踏み込んでいきます。
まとめ
まずDMPという言葉は曖昧で存在する二種類のDMP、
- パブリックDMP
- プライベートDMP
まで識別することで初めてその用語の意味を解説することができます。
CDPとパブリックDMPは用途が全く異なり、またライバル関係にあたるものでもありません。CDPの顧客情報を拡張するための外部データとしてパブリックDMPが参照されることになります。一方、実はCDPとプライベートDMPは明確に区別することができません。どちらも同じ用途で使用されるものになります。
5. CDPとMAの立ち位置の違いについて
MAは「マーケティングオートメーション」を指しますが、まずはこれがどういうものなのかをSFA、(後で登場する)CRMの用語と併せて解説していきます。
まとめ
CDPとMAは用途が全く異なるものであり、そもそも「プラットフォーム」と「ツール」で役割が異なります。CDPはMA(に限らずあらゆるマーケティングツール)の前段に立ち、施策に必要な「ターゲットリスト」作りを一貫して担います。
6. CDPとCRMの立ち位置の違いについて
CRMは「Customer Relationship Management」を指しますが、こちらも「顧客との良好な関係構築を目的としたシステム」であると定義されています。CDPの目的と一致するように思われますが、どう違うのでしょうか?
まとめ
顧客との良好を築くと言う同じ目的を持ったCDPとCRMですが、活用するデータの幅であったり、様々なCRMの前段にCDPが立ち、「まだ顧客になっていない」段階での顧客の情報を提供することが可能になります。
最後に
CDPの入門コンテンツとなる「はじめてのCDP」シリーズ、前編・中編・後編と3回にわたって紹介してきました。全てを読み終えられた方は、その前に比べてCDPに対する理解が深まったのではないでしょうか?
はじめてのCDP – 前編:CDPの全体像を理解しよう –
はじめてのCDP – 中編:CDPのインプットからアウトプットまでの特徴を理解しよう –