こんにちは、カスタマーオンボーディングチームの塚原 一喜です。
ご契約企業様の中には、すでにタイアップ広告レポートの自動化スキームを構築いただいているお客様も多いとは思いますが、まだ未対応のご契約企業様向けにご紹介いたします。このタイアップレポート自動化には以下の思想で取り組んでいます。
- 極力TreasureDataCDPには触らず、慣れたツールで運用できる。
- 追加の費用を計上しなくても、ある程度のビジュアライズまで完結させる。
- メディアの特徴で出すべき値が変わってくるので、柔軟性を持たせた設計にする。
- 広告の実施期間内でも、毎日アップデートされた値が簡単にみられる。
Workflowについて
Workflowの中身を細かく説明し始めるとブログコンテンツ一つでは収まらないので、今回はまとめているGithubを紹介します。
https://github.com/tsukaharakazuki/td/tree/master/tieup_report
サンプルの出力にない項目などを追加する場合は、このWorkflow内に集計ロジックを入れていくことで、追加で出したい項目のデータも集計していきます。
全体構成
- Googleスプレッドシートで、集計するタイアップのリストを作成する
- GASでTreasureDataCDPに送信
- TreasureDataCDP内で日時バッジの集計Workflowが実行される
- 集計されたデータをGoogleDriveにスプレッドシートで出力
- Googleデータポータルで可視化
という流れでデータが生成されています。
人間の手が入る部分は、
1.リストの更新
2.GASの手動実行
5.データポータルのコピー
の部分だけですので、担当者向けの簡単な取扱説明書をまとめておくことで、簡単にレポートが量産できます。
実際のレポートイメージ
1.表紙
ロゴと「タイアップ広告レポート」以外の表示は、スプレッドシートで作成するリストから値を取得してきますので、レポートがコピーされてから人の手が入ることはありません。
2.概要ページ
PVやUU、デバイス情報など簡単なアクセス情報を取りまとめています。
3.流入元やユーザー関心
意外とタイアップレポートで見落とされがちなのがタイアップをみた後の遷移先情報です。広告主企業からすると、自分たちのコンテンツを読んだ次にどのようなページが読まれているのかという情報は、次回のメディア選定をする上で重要になると考えています。
4.読了
読了は、td_js_sdkエクステンションやGTMのスクロール距離データをTreasureDataCDPに送信することで集計が可能です。
5.タイアップ閲覧ユーザーのメディア内行動
このデータも、次回以降のメディアプランや訴求内容の思索において有効なデータです。他にどのような記事が好まれているかを知ることで、次回以降の切り口選定などに活用いただけます。
6.時間毎平均PVと読了時間
どの時間帯に接触して、どこで深く読まれているのかを知ることがでいます。
7.詳細PVUUとクリック
クリックの集計やCTR計算も一括で処理することが可能です。
以上が簡単ではありますが、タイアップレポートの自動化サンプルのご紹介です。もし導入をご検討であれば、担当のカスタマーサクセスまでお問い合わせください。